いつの間にか春がそこまで来ている。その春が近い冬、今時分のことを書いた「永遠よりも一瞬を」をアップした。
あっという間に過ぎてしまう春のすばらしさを謳った春の賛歌である。
命に限りがあるからこそ、この妖精は一生懸命なのだ。もしかしたらもうすぐ死んでしまうかもしれないから。
「短い春の素晴らしさを、たくさんの人に伝えたいんです」
短いから、刹那だから、その春を十二分に感じてほしいのだ。永遠なんて誰にもない。
誰でもいつか、春を迎えることが出来なくなってしまうから。
だから、限りあるその回数の中で、楽しんでほしいのだ。
涙が出そうだった。一瞬に賭けることが、こんなにも美しいことだったなんて。永遠なんて、一瞬に比べればなんとちっぽけなものなんだろう。
天馬流星も二度と春を迎えることはできない。合掌。