ヒトガタの想い 第四話アップ


月命日(月☆流星忌)にアップしている「ヒトガタの想い」。今月も2日にアップだ。オリキャラ中心の話で、天馬の小説の中では異色である。

空気が揺らぐ。木々が吼える。月の光が歪められる。永琳は魔力を集中させ、弓を持っ
た手を天にかざした。そこに一本の光の矢が作られる。強烈な波動が私の体に伝わってき
た。
嘘だと思いたかった。これが冗談であって欲しいと思った。けれど、それこそが嘘。永
琳の醸し出す魔力は本物。周囲に散らばる死体の山が現実。いつだって私で遊んできた永
琳だけど、こればかりは本気だった。
矢が天へと放たれる。私の目はそれに向けられた。矢は空中で止まると、強い光ととも
に爆散した。
ザンッ、と大きな音が耳に届く。直後、粉々になった魔力塊が左右に円軌道を描きなが
ら私へと迫ってきた。そのスピードは決して速くない。でもその青い光の一つ一つに、激
しい魔力を感じた。

永琳など東方のキャラも登場しているが、オリジナルストーリーとしての佳境に入りつつある第四話だ。
最終局面の第5話も乞うご期待!

まもなく、HP再開設2周年(11/8)である。新たなHPを目指して、がんばるぞー!

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