流星忌 ~雪夏塚 第五話(その4)アップ


丸8年が経ちました。2日は流星忌(祥月命日)でした。ホームページの更新は毎月のことですが、流星忌には年に一回、年月日カウンターの設定変更をします。

「天馬流星が亡くなってから7年365日がたちました」を「天馬流星が亡くなってから8年0日がたちました」にHTML文を書き直す日でした。
年に一度の作業ですが、これをするたびに、大したことせずに年が経ってしまったなあと無力感に襲われます。

アメリカの心理学者D.レビンソンが「7年以上続く生活構造はない」と語っていますが、8年経ってもうそろそろ違う生活構造に移ってもよい時期かと思います。
ただ、悲嘆を生きている時間というのは常人の時間とは違った流れになっている気がしますので、あせらずに普通を暮らしていくことが大切なのだと思っています。

これが今年、9年目を迎えるにあたって感じていることです。

9年目、第一発目の更新は綾華が原因不明の高熱を出し、入院をしてしまうところです。本当の本当に原因不明。
これを天馬流星はどう料理していくのでしょうか。

「は?分からない?」
「ええ・・・」
 医師から告げられた言葉を、槙人は訊き返した。
「何かの病気なんじゃないんですか?」
「そうとは思うんですが、全く・・・」
 医師も困惑した表情を隠せないようだった。何しろ、想像もし得ない事が起きているの
だ。原因不明。
 あれだけの熱を出しておきながら、何がもとで起きたのか、さっぱり分からないという
のだ。体のどこにも異常はない。病原菌もいない。ただ、熱が出ているだけというのだ。

でも、次回の書き出しが不思議です。全く違う話に飛びます。
ご期待下さい。

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