月☆流星忌~Zephyr第三話(縛られた心)その2アップ


 今日は、月☆流星忌(月命日)です。

 今週、天馬が使っていたカウンターがとうとう動かなくなりました。4年も経つといろいろとホームページも不具合が出てきますね。三月から掲載を始めたオリジナル小説Zephyrも折り返し点にきました。その間、大震災、ゲリラ豪雨、強烈な台風と日本は大災害に襲われました。Zephyr、西風神、それも優しい西風のはずなのですが。。。

 話も少し風が出てきました。

「他人が、怖い?」
「はい。より正確には、他人と話すことが怖いんです」
「……何でだ?」
「……他人と話すと、話した分だけ、自分が傷つくから」
(中略)
「例えば……そうですね、自分のちょっとした体験談を話したり、好き嫌いを言ったり……そう、自分のことを言うと、傷つくんです」
 絣は一度、座布団の上で座り直した。
「ほんの些細なことでも自分のことを話してしまい、それにほんのわずかでも批判されたり、自分の考えと違うことを言われたりすると……私は、そういうときに、すごく傷つくんです。言わなければよかった、って……」
 そこまで話して、絣は言葉を切った。

 結構、シリアスな話になってきたのです。お墓参りに行って、聴いてみよう。君が無口だったのは、自分が傷つくことを恐れていたのかい、と。

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