月☆流星忌 ~ オリジナルSF小説「ELSENA」第2話開始


 昨日は月☆流星忌(月命日)。天気が不安定で、予報は雨。天気図では東から雨雲が当地に次々と来そうでしたが、なぜか当地を避けて栃木や東京方面に雨雲がわかれていきました。

 いつものように、天馬が足を踏ん張り、腕を伸ばして、雨雲をブロックしているからだと思い、早めにお墓参りに行きました。これもまたいつものように、お墓参りをしているときは雨が降りません。いつも天馬が助けてくれているから、と私もつれあひも思っています(誰にも言いませんが)。

 未明に2週間ぶりの大雨が降ったので、お墓は意外ときれいでした。手間も省けました。これも天馬のおかげ(と勝手に思っています)。天候が不順なので、体調は思わしくありません。身体がだるく、ひたすら眠い。毎年、季節の変わり目の症状です。

 そう、季節は確実に秋に。夜になると雨の合間を縫って、コオロギやバッタなど秋の虫がかまびすしい。あ-っ!秋が来たなあと思う瞬間です。

 でもELSENAは第2話に入り、まだまだ真夏の情景が続いています。

ディーンは、水着に着替えたエルセナを改めて見てみた。
 その水着は、小柄なエルセナにはあまりにフィットしすぎていた。
 胸の部位にフリルのついた、ワンピース型の水着。身体の起伏がほとんど無い、いわゆる幼児体型なエルセナには、その子供っぽい水着は似合いすぎだった。しかし、そこから伸びる手足は白くて綺麗だった。室内の環境を夏に設定してあるため、擬似的なものでしかないが、それでもそのきめ細やかな肌は日差しを反射して眩しい。普段は肌の露出が少ない民族衣装のような服を2着着回すだけのエルセナなので、その姿は新鮮だった。

 今回は平和な情景の描写が続きますが、何か、エルセナの具合がおかしく、これからのストーリーの展開の陰を予感させるような明るさが描かれています。この辺は高度な書き方じゃないか。天馬、すごい!

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