月☆流星忌~~雪夏塚 第3話(その4)


昨日は月☆流星忌(月命日)でした。一昨日まで雨模様だったのに、昨日は朝からドピーカン、いい天気。天馬流星は極端な晴れ男。晴れにすると猛暑にしたり、加減ができないのは昔から。昨日の天気の良さが天馬のせいだというのは、私達夫婦の思い込み的共通理解。
7年と1か月が経ってしまいました。丁度7年前に買い換えた車もボロになってきて、来月はまた車検になるので、思い切って、定年退職者に「ふさわしい」軽自動車に買い換えました。テレビでコマーシャルしている五つ星のホンダのNワゴンにしました。これは私のこだわりです。
再来週には納車になります。事故は絶対起こさない、起こしても相手もこちらもリスクが少しでも低くなるようにするのが、車の所有者のマナーと思っています(私は免許証をもっていないので、所有者です)。

今回の話はようやく、一冊のノートの終わりです。あと一回で一冊終わります。今回で終わりにしてもよかったのですが、ちょっと時間不足でした。

雨ならばその粒が地面に打ちつけられる音が聞こえることだろう。しかしふわふわと舞い降りる雪は音を立てない。ストーブの燃える音と紙の上を編が走る音以外は何も聞こえない日。槙人と綾華はこたつで向かい合って勉強していた。槙人は数学、綾華は英語である。
一応、大学受験のために買っておいた参考書も、今回の試験の範囲は終わりだった。答えを書き留め、解答を見る。
「・・・・・・よし!正解!」
そこで槙人はペンを置いて、大きく息をついた。

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