3年ほど前から連載をはじめた雪夏塚がもうじき終わる。正確に言えば、今月で本編は終わり、来月はエピローグになる。読んでみるとエピローグはなくてもいいものだと思うので、今月で実質的には終わりと言ってよいだろう。
綾華は目を閉じた。腕に力が入る。
きっと、今、想っているのだろう。
この力を、嘘を、虚構の現実を、消して欲しいと。
槙人も、きつくきつく綾華を抱き締めた。
自分を。綾華を。綾華への想いを。果たせるかどうか分からない約束を、信じて。綾華の右眼から、一粒の雫が落ちて。
雪に、消えた。
これが最後だ。囚われていた虚構の現実を綾華は槙人と一緒に乗り越えていこうという決意をよく表している最後だと思う。
ここで終わりにすれば良かったのに。。。エピローグはこの結末を軽いタッチで描いているが、「雪に、消えた」でとてもいい余韻となっているのに残念だなあ。
で、これからどうしよう。
まだ、オリジナル小説はあるが、途中で終わっているもの、絶筆で終わっているものしかない。ブログに載せている旅行記の続きがあるが、ノンフィクションだ。
いずれにしても再来月からは方向性が少し変わると思う。そうしなければ、HPは続いて行かない。
生きているということは、止めないということだ。