流星忌(「Zephyr」第二話のその2アップ)


 今日は「流星忌(命日)」です。もう4年か。早い!
 朝、リーガロイヤルの「生マシュマロ」が届いた。天馬が好きなスイーツでした。一昨年もネットで買いましたが、今度は4つ。誰が食べるのだろうか。でもおいしいよ。
 
 そのあとはお墓参り。毎年、命日になると気温があがる。あの日も前日までの涼しさはどこへやら。急激に暑くなった。あれがいけなかったのだろうと思っています。

 流星忌のHP更新は「Zepyr」第二話の完結。成羽や絣のキャラが明らかになっていきます。

「じゃあやっぱり……この時間てのは、大切にしないといけないんだろうな……」
 いつか全て変わってしまうなら。人と話すことも、笑い合うことも、何よりその人に会
えたことも、その一瞬一瞬は、全て大切なもの。限りある時間でできることは、本当に限
られているから。
「……そうですね」
 絣も上を向いて、笑う。
「将来の夢とか考えられるのって、本当に今だけですもんね」
 髪についた桜の花びらを取って、成羽が言う。
 そう、だからきっと。
 未来(さき)を予測することなんて無意味なのだ。
それが寂しいものかどうかなんて、誰にも分からない。たとえ分かっても、もしそうなら。
 現在(いま)という時間を、本当に大事にするべきなのだ。作られる思い出は、その寂し
さだって癒してくれるから。
 夜も更け始め、春祭りが終わろうとする頃、二人の少女と共に、結城はそんなことを考
えていた。

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